この妙蓮寺は、平成24年に東京都江戸川区春江町に春江布教所として開設いたしました。春江町の建物は賃貸でしたので、平成28年に現在の地(江戸川区一之江)に土地建物を購入さてていただき移転いたしました。新中川の土手沿い(散歩コース)にあり、緑多く春には桜や躑躅がきれいです。
さて、お寺といえば歴史伝統といったような荘厳なイメージで何か敷居の高さを感じられる方もいらっしゃると思います。私が生まれ育った鹿児島県の実家も妙蓮寺という寺名で現在も存在しますが、こちらは伝統的雰囲気を残しております。ここ江戸川の妙蓮寺という寺名もそこからいただきました。
実家の妙蓮寺とはちがい、こちらの妙蓮寺は見た目は一般住宅ですので伝統的寺院のように荘厳な雰囲気を重ねるとなにか調子抜けするかもしれません。しかし、仏教の目的というのはそもそも形にとらわれることなく個々が自分自身の究極の幸せ(悟り)を目指す道なのであります。浄土真宗ではそのことを「後生の一大事」といい、それは死んだら終わりという人生をさすのではなく、今ここでの救いを意味します。
多くの皆様と気楽に語り合い、み教えを歓ぶ癒しの場になることを願っております。
当寺院では、地域に根付いた癒やしの場を目指し、国家資格者による鍼灸指圧マッサージ治療院を併設しております。詳細は新中川治療院のページをどうぞご覧ください。
氏名:友岡晃二(法名 釋栄玄)
出身:鹿児島県垂水市
資格:浄土真宗本願寺派布教使資格
鍼灸師資格取得(日本鍼灸理療専門学校)
家族:坊守(妻) 息子二人
—略 歴—
1970年 浄土真宗本願寺派 鹿児島県垂水市妙蓮寺の次男として誕生
佐賀龍谷高校卒業
龍谷大学短期大学部専攻科卒業
2012年 春江布教所開設
2016年 一之江に移転し、名称を江戸川布教所妙蓮寺に変更
2022年 非法人寺院 妙蓮寺と本山から承認いただく
現在宗教法人取得に向け活動中
人生には忘れられないあらゆることがあります。
私は、鹿児島県にある浄土真宗のお寺の次男として子供の時期育てていただきました。そのお寺の子としてのこころにしみ込んだ強い意識は、その後、もうお寺には戻ることはないだろうと決め鍼灸師として働いていた40歳手前の頃、不思議と強くこころに蘇ってきたように思えます。なぜそう思うようになったのか?自分でもはっきりした理由というものは探しだせませんが、結婚、妻の出産、独立開業と人生の節目を経験させていただきそれなりの苦悩も味わう中で、自分自身の存在というものに関して以前より深く問い悩む日々が多くなっていったのもその時期でありました。「自分はこの先いったいどうなってゆくのだろう…」そして、それがお寺に生まれた自分ということと再び重なりその後もう一度しっかり学び直したいと思うのに時間はかかりませんでした。その思いに突き動かされ動く中でご協力してくださった方々のご尽力もあり、鍼灸師でありながら江戸川の地で新たな寺院設立というご縁につながってゆきました。
現在、お寺離れという言葉もよく耳にしますが、そこには改めて今までのお寺の反省点と今後の方針を考え直す時期であることを促されているように思えます。まずは私自身がみ教えを深める努力を忘れず、より自らの特徴を生かした運営を思案し、一人でも多く「ここのお寺があってよかった」と喜んでもらえるよう日々励んでまいりたいと思います。
葬儀、四十九日、年忌法要、月命日、初参式、帰敬式など、仏事に関することは何でもお気軽にお問い合わせください。
お問い合わせはこちら